2022年4月、3号館南側道路に新たなコミュニティエリアを設置しました。テーブルやベンチを設置し、河津桜などのサクラをテーマにした植栽で自然を身近に感じながら、学生がのびのびとコミュニケーションがとれる空間となりました。デザインには、学園の理念が込められ、人見記念講堂の第一緞帳に描かれているデザイン「躍動する光」がモチーフにしています。研修施設がある東明学林から臨む富士山や箱根の山々の上空を、3人の女性がオーロラの光のように、「世の光」となって世界へ飛翔した姿を表現しています。
設計は、昭和女子大学家政学部生活美学科(現:環境デザイン学科)の卒業生で、造園コンサルタントとして北野天満宮紅梅殿の庭、八百一本館を担当した片木孝子氏が手掛けました。
「世の光」となって世界に向かって飛躍していく3人の女性の「3」の語呂合わせと、光が「燦燦」と照らしている様子を表しています。また、新設された「てるてるテラス」にも繋がりを持たせました。
「きらきら」は断続して美しく光り輝くさまや、生き生きと感じられるさま、古今著聞集では笑い声を立てるさまのことを指すそうです。「世の光となろう」という建学の精神のもと、日の光が気持ち良いテラスで、生き生きと笑い合いながら友達と語り合える空間になってほしいという思いを込めました。また、同時期に整備された「てるてるテラス」と共通性を持たせ、より親しみを持ってほしいと思い、「きらきらテラス」という名称を考えました。
⓵自然と「ふれあう」
昭和の池の付近は、四季折々に変化する豊かな自然に囲まれています。ここの空間に足を運べば学生や先生方が忙しい日々を忘れ、心を癒し、リラックスできる空間になってほしいという願いからつけました。
⓶人と「ふれあう」
コロナ禍である現在、人と直接、交流する機会が少なくなっていると感じています。屋外であれば、学生が安心して友達と昼食を食べたり、一緒に課題を行ったりなど、コミュニケーションを図ることで充実した学生生活を送ってほしいと感じたからです。また、同じ学科の友達などの横の繋がりだけでなく、大学の先生方やこども園の子どもたちなど縦のつながりも広がってほしいという願いから「ふれあう」とつけました。
※上記コメントは応募フォームの「名称をつけた理由」から抜粋