昭和学報

女子大生の視点で運営する英語サイト「Palette」

野久尾 有紗
ビジネスデザイン学科。趣味は美術館巡り、映画鑑賞、ゴルフ。好きな画家はアンリ・ファンタン=ラトゥール。
 約3人に2人がスマートフォンやパソコン等の身近なツールで報道に触れる中、「女子大生ならではの視点で社会問題を取り扱う」サイトが昭和女子大学にあることをご存知でしょうか? ビジネスデザイン学科4年の今井ゼミが運営している「Palette」です。今回、「COVID-19×NEO」というテーマで新たにセルフプロデュースしました。このテーマに込めた思いや具体的な活動内容を、ゼミ長の小山田みやびさん、デザイン統括班の秋山夏初さん、小田桐朱李さん、勝又玲奈さんに聞きました。

「Palette」ウェブサイト

Paletteの具体的な活動内容

小山田:Paletteは昭和女子大学ビジネスデザイン学科の今井ゼミで運営している英語サイトです。女子大学生の視点から、日本の社会問題や日本における女性活躍・食の安全・少子高齢化などの問題を取り上げ、自分達の意見を交えながら英文で発信しています。昨年度は、コロナ禍における日本企業の対応をテーマに記事を執筆しました。単純に日本語から英語に訳すのではなく、英語ならではの言葉のアプローチ方法や、同世代の外国人の方々に届けるためにはどういった表現をすれば良いかを考えて文章を推敲しています。

学生が現代の日本の社会問題を世界へ発信することの意味

小山田:学生として日々何を考え、どんなことが必要だと感じたのか。社会経験を積んでいないため未熟な意見かもしれません。しかし成長の過程にある私たちが発信する価値は必ずあると感じています。柔軟な発想を持ち、今後の社会を担うために自分たちが何を考え、どう生きていくのか。今井ゼミの先輩方がこれまでに書いた記事を含め、Paletteに掲載されている記事は、それぞれに味があり、価値があると思います。

「女子大生の視点」とは

小山田:「女子大学生」は一つの個性であると考えています。私たちは授業を通じて、ロールモデルとなる多くの方に出会い、女性として社会で活躍していくにはどうすれば良いかを学んできました。多様性ある社会を目指している現代において、私たちは女子大学に入学し「女性」というものに向き合ってきています。性別や趣味趣向などは人を分けるためのものではなく、1人1人の価値を形成する一つの要素だと思います。私たちは女子大学に通う大学生という立場で、今後も日本の社会課題や取り組みを発信していきます。

新しいコンセプト「COVID-19×NEO」に込めたメッセージ

小田桐:コンセプトの考案時に、「今だからこそ」表現できるものにしたいという思いがありました。COVID-19を乗り越えた先で日本が先進的な技術を駆使する未来像を思い描き、コロナ禍をポジティブに捉え、掲載されている英文記事の内容とマッチした今年らしいデザインになったと考えています。

勝又:「コロナ」や「ウイルス」と聞くとネガティブなイメージを持ちがちですが、「NEO」と絡めることによって、不確実性の高い未来でも自ら切り開いて希望を見出していくというポジティブなイメージを持ってもらうことを意識しました。サイトでは青、緑、紫などの近未来をイメージさせるカラーを使っているので、配色に注目してほしいです。

秋山:コンセプトは新型コロナウイルス感染症という未知のウイルス拡大により、急速にデジタル化が進行した日本を軸として考えました。「NEO」感には女子大生というポップな目線も持ちつつ、現代社会で課題として上がっている社会問題や企業の取り組みを発信していきたいという思いを込めました。

サイトを全てセルフプロデュースするにあたって困難だった点

小田桐:デザイン改訂に携わる今井ゼミのメンバー全員でコンセプトやデザインの共通イメージを創り上げることが難しかったです。COVID-19やNEOという単語を聞いて思い浮かぶ映像や色はそれぞれ異なるため、全員の意見を尊重しつつ1つの共通イメージを構築するプロセスがとても大変でした。サイトデザイン完成間際に配色やパーツの位置を変更し、最後まで試行錯誤し続けました。

勝又:就職活動と同時並行で遂行していた点です。特に3月は情報解禁により編集になかなか手を付けられなかったので、2月のうちにデザイン統括メンバーと何度もミーティングをしたり、余裕のある人が作業を進めたりして助け合いながらサイト作りに励みました。

秋山:コンセプトに沿った配色やフォント、動画を作成していく事が大変でしたがやり甲斐もありました。「日本」、「女子大生」、「コロナ」などアピールしたい点を限られた文字や映像に集約し視覚的に伝える難しさを改めて実感しました。記事が掲載されている海外のHPを参考に自分達らしいページ作りを目指しました。

特にサイトのどのような点を楽しんでほしい

小田桐:今年は、サイトのTOPページから直接Instagramの投稿が閲覧できるコンテンツを取り入れました。ターゲット層である同年代の海外読者に向けて例年よりもSNS活用に力を入れているからです。また、モバイル版とPC版のそれぞれが見やすくなるようにレイアウト等を工夫したので、英文記事だけではなく女子大生の視点で作ったデザインという観点も含めて楽しんでもらいたいです。

勝又:私はロゴ作りに携わり、ESG投資をイメージさせる緑、オレンジ、青を使ってシンプルなデザインに仕上げたので是非見て楽しんでいただきたいです。また、インスタグラムをはじめとしたSNSで高頻度で投稿しているので、是非チェックしてください。

秋山:記事を見て楽しんでほしいです。サイトを作る上で「どうしたら記事への到達が早いか」、「記事に関心を向けるためのレイアウトは何か」を考えながら配色や動画を決めていきました。記事を映えさせるための工夫を感じ取ってもらえたら嬉しいです。

これから入学を考えている学生へメッセージ

小山田:本学では「自らが考え、行動する力」を養うことができ、知識はもちろんのこと、「考え方」を学びます。今井ゼミでは自ら課題を見つけ出し、どうすれば解決できるのかをチームで考えていきます。このPaletteの活動はその解決策の一つであり、現在も様々なことに挑戦しています。
大学は小学校や中学、高校と違いとても自由な時間が多いです。4年間の充実度合いは自分次第で高めることもできれば低めることもできます。自分が社会に羽ばたく前にどんなことを学び、何にチャレンジしたいかを考えた上で、皆さんにとって魅力だと感じる大学を見つけて欲しいと思います。

小田桐:昭和女子大学では、学生の「やってみたい!」という思いを行動に変えるための環境が整っています。しかし、挑戦したいことや好奇心があることに対して、自分自身が行動に移さなければ何も変化しません。入学後は、是非この大学の環境を存分に使い倒してください。

勝又:今井ゼミでは、今回のサイトリニューアルのようにプロジェクトを自分たちで遂行する機会がたくさんあります。”マルチタスク力”を鍛えるため、時には複数のプロジェクトが重なり大変なこともありますが、ゼミ生同士で自由に意見を出し合い、目標を達成した時のやりがいは大きいです。大学で様々なことにチャレンジしてみたい方、今井ゼミが待っています。

秋山:皆さんと年齢の近い私たちが作成したWEBサイトや記事について、「自身だったらどうデザインするか」、「どういったニュースを取り上げるか」考えながら楽しんでください。「私もこんな事を発信したい!」という案が生まれた方は、今後のPalette発展に貢献してほしいです。


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