授業・学生の活躍

ファッションから社会が見える――服飾デザインマネジメントコース卒業制作展

2020年度から環境デザイン学部になる、昭和女子大学環境デザイン学科の卒業制作展が開催され、学生たちの力作を披露しました。4つのコースごとに紹介します。

 環境デザイン学科には、建築・インテリアデザイン、プロダクトデザイン、服飾デザインマネジメント(2020年度からファッションデザインマネジメント)、デザインプロデュースの4つのコースがあります。新年度に学部に昇格後もコース共通の学科共通コア科目でデザイン力、プレゼンテーション力、コミュニケーション力などを養います。コース、学年問わず参加できるプロジェクト型の「DP総合演習」で交流を図りながら、「デザイン」の専門性を高め、社会の各分野で活躍することを目指しています。
 
 服飾デザインマネジメントコースは1月27~31日、学生ホールで卒業制作展を開催しました。有志学生による7作品と、コース履修生全員のポートフォリオを展示しました。

 展示作品のテーマには、社会の課題が浮彫になりました。ジェンダーの多様性に優しく寄り添う服は、共生社会への第一歩ともなり、人生の終焉を自分らしく彩るエンディングドレスは、自らの人生を見直すきっかけにもなります。4年間の学びの集大成として、学生たちが伝えたいテーマはさまざまです。デザインコンセプトの設定から制作、広報、提案までを一人ひとりが担当しました。
 一方、卒業論文は、羊毛による消臭など研究対象のテーマに基づいて各自が情報を収集し、実験やアンケート調査を行い、研究内容をポスターにして展示しました。


卒業論文の展示風景

<卒業制作>

 
優しい違和感 マイノリティとマジョリティの垣根を超える服」
 性的マイノリティと性的マジョリティが互いに歩み寄り、共存できる社会を目指すために、服や性の固定概念についてもう一度見つめなおしてほしいというメッセージが込められています。ズボンの内ポケットをわざと表出させたり、コートの袖を4本にしたり、通常とは異なるかたちを「優しい違和感」として表現しました。


優しい違和感 マイノリティとマジョリティの垣根を超える服

カタチを着る 〇△□」
 絵を描くときのような自由な発想で制作されました。人の身体にあわせて作られた洋服ではなく、〇△▢をモチーフに型紙を作り、使われる生地や縫製の仕方などを考えながら仕立てを工夫することで躍動感を出しました。つくることを自由に捉え、楽しむことを伝えています。


カタチを着る 〇△□

Remember me 次の世界へ向かうためのエンディングドレス」
 人生の最後の瞬間を自分らしく、美しく旅立つこと。人生で最も美しい姿で旅立ちたい人のためのエンディングドレスです。衣装を輝かせる無数のパールを「記憶の宝石」に見立て、蝶が大きく舞う姿を模しました。


Remember me 次の世界へ向かうためのエンディングドレス

FAiSE -Face of the new fastener.- 」
 ファスナーにアクセサリーとしての価値を見出し個性豊かなデザインを体現しました。教員との何気ないやりとりで、「シルバーアクセサリーと同じくらい、ファスナーが好き」と話したときに、「それって面白いよ」とユニークな着想を後押しされ、衣装制作への原動力に繋がったといいます。優秀制作賞に選ばれました。  


FAiSE -Face of the new fastener.-

トライ&エラーを重ねて作り上げた作品は世界で一つだけ。どのデザインにも制作者の思いが込められていました。


身体美 バレリーナの身体をそのまま衣装に

記憶に溺れる 不快と夢

思い出を共有する衣服

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