昭和学報

「ソーシャルビジネスで世界を変える」ビジネスコンテストを主催

 こんにちは。Hult Prize昭和女子大学運営委員会 代表の田中香穂です。
 Hult Prize*本部から各大学1人に与えられるCampus Directorという役割のもと、運営委員会の発足から1月に開催した学内予選会までの運営責任者の役割を担ってきました。

Hult Prizeとは…
世界150か国、1000大学、学生10万人以上が参加している社会起業家プラットフォーム。学生の社会起業アイディアを公募し、優秀な提案を事業化。それによって国際課題が解決することを目的に活動している。

Hult Prizeとの出会い

 はじまりは1通の「Hult Prizeの活動を昭和女子大学でも始めてみないか」という内容のMessengerでした。最初は怪しく思いましたが、話を聞いているうちに、自分が「世界を変える一歩」を作り出す側になれるのではないかと興味を持つようになりました。
 私には、「壁のない社会を作る」という志があります。それは、紛争や貧困などの問題を、どこか遠くの国で起きているものだと思わずに、地球全体をひとつの国として捉え、世界全体で考えて解決していきたいというものです。今回、この活動を通じて、より多くの学生に国際社会問題について考えるきっかけや、それによって生まれたアイディアを発表する場を提供することができ、それが世界にわずかにでもよいインパクトを与えることにつながると思いました。
 さらに、自分がやらなければ今年の昭和女子大学学内大会の開催はないかもしれないと思ったら、挑戦せずにはいられませんでした。

*学内予選大会とは
テーマ 「Youth Unemployment」
(10年間で1万人の若者に意味のある雇用を生み出すアイディアの創出)
・1チーム 3〜4人
・発表時間 6分間、質疑応答4分間(計10分間)
・使用言語: 英語
*評価は、プレゼンテーション、ビジネスモデルの完成度ではなく、出場チームの熱意やアイディアの社会的インパクトの大きさによる。
→学内予選大会で優勝したチームは海外地域予選大会に進出。さらに世界大会で優勝したチームは、起業資金1億円をもらい、実際にアイディアを事業化。

リハーサルの様子


 リハーサルでは顧問の八代尚宏特命教授、今井章子教授、小森亜紀子専任講師が審査員を担当し、本番さらながらの雰囲気の中で行いました。
 それぞれのチームが、自分が思いつかなかったようなアイディアをもっていて、非常に刺激的だったことを覚えています。
 出場者が決定してからリハーサルに至るまで、5回ほどメンターの方をお呼びしてワークショップを開催しました。リハーサルでは、各チーム、その時に聞いた概要からさらに詰めてきいて、たくさん考えてきたのだという、出場者達の熱量が伝わってきました。
 しかし、審査員の先生方もおっしゃっていたのですが、その先のソーシャルインパクトというところで、オリジナリティや付加価値をうまくつけることができず、つまづいているチームが多かったような気がします。うまくできている分、「あともう一歩!」と惜しさと、ソーシャルビジネス立案の難しさを感じました。

当日の様子


 11時から16時まで1日がかりで、計13チームの出場者によるプレゼンテーション、審査員4人による質疑応答、審議が行われました。

 外部審査員3人に加え、今までお世話になった社会人メンター、協力いただいた企業関係者、Hult Prize Japan本部、顧問の先生(内1人、内部審査員)など、多くの方にお越しいただきました。また、開会式では、坂東眞理子理事長・総長にもご挨拶していただきました。

 本番では、どのチームも自信を持って発表できるほどにプレゼンテーションを作り込んできていて、いずれもハイレベルな発表でした。出場者それぞれが、今まで生きた中で積んできた経験・体験や、そこで得た気づきや感情などを大切にしたオリジナリティのあるアイディアだったと思います。

 審査員の方々も、出場チームの想いを尊重した意見や指導など 、1チーム1チームと真剣に向き合ってくださり、出場者にとっても励みになったことと思います。

【優勝チーム(Dream seed)の一言】


 「今回のコンテストをきっかけにソーシャルビジネスについて学ぶことができ、非常に貴重な経験でした。授業でも社会起業に関して学ぶことがありますが、コンテストに取り組むことで世界中で起きている課題について一層関心が深まりました。HultPrizeに参加したことで、世界的な社会問題を自分ごととして捉えることができるようになりました。
 ビジネスをゼロから立案するのは自分たちの想像以上に難しかったです。特に、アイデアはでてもそこから収益をどうあげるか?などビジネスとして成り立つようにするのがとても難しかったです。
チームで何度も何度も考えては白紙に戻すのを繰り返すのは大変で、諦めたくもなったけど頑張ってよかったです。最後まで私たちを支えてくださった先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。
 次回は世界を舞台にしてリージョナル大会に参加できますので、他国・他大学のアイデアを聞き、学び、交流できるのを楽しみにしています」

感想

 この活動を通して、一番に感じたことは、自分の周りには、思った以上に自分のことを信じてくれて、協力してくれる人がたくさんいるということです。
 3か月前、企画書を出したところから始まったこのプロジェクト。開催できるかすら危い状況から、最後、ここまで多くの方に見守られながら、学内予選大会を開催することができるなんて思ってもみませんでした。このような形で大会を開催できたことは、審査員の皆様、メンター、プロジェクト本部、理事長、顧問の先生、運営メンバーの仲間 全員のおかげです。本当にありがとうございました。そして、参加者のみなさん。今までプレゼンテーションの準備お疲れ様でした。素晴らしいプレゼンテーションをみせてくれてありがとう。今まで、上手くいかなくて悩んだこともあったけど、大会後の出場者の「ありがとうございました!良い経験ができました!」の言葉で、一気に吹き飛びました。今までこのような体験を与えるために私は、頑張ってきたのだと思いました。
 いろいろな思いをくれたこの活動、関わってくれた方々に感謝です。そして、この大会を通じて多くの人に出会うことができてよかったです。
 この経験は、さらに多くの人に良い影響を与え続けていきたいという、私の原動力になりました。

今後の展望

 今回の優勝チーム「Dream seed」は、これから、プレゼンテーションのブラッシュアップを行い、海外予選大会に挑むことになります。学校全体で応援してもらえたら嬉しいです。
 また、優勝チーム以外もこの大会は、ゴールではなく、次につながるステップとして捉えてほしいと考えています。この経験を今後に生かしていってくれることを願っています。
 そして、今回 昭和女子大学では、初の学内予選大会の開催でしたが、来年以降も開催していく予定です。また、学内大会の開催だけでなく、社会起業家の方や女性起業家の方をお呼びして講演会を開くなど、学生にとってプラスになるような企画も併せて、立てていきたいと考えています。
 最後までお読みくださり、ありがとうございました。

主催

Hult Prize昭和女子大学運営委員会(HomePage- http://www.hultprizeat.com/showawu)

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