本大学院の博士前期課程ならびに修士課程は、学部の教育課程を基礎にして、さらに深奥な学術の理論とその応用能力を広い視野に立って学び、同時に研究能力を養い、学術の発展と人類の福祉の増進に貢献することを目的とする。
博士前期課程ならびに修士課程の修了要件は以下のとおりとする。
本大学院に標準修業年限以上在学し、所定の授業科目を30単位以上修得し、かつ必要な研究指導を受け、修士論文等の審査及び最終試験に合格することとする。ただし在学期間に関しては、優れた研究業績を上げた者は大学院に1年以上在学すれば足りるものとする。標準修業年限を短縮して修了する場合は、指導教員と相談のうえ修了半年前に早期修了申請書を指導教員へ提出すること。修了者には修士の学位が授与される。
なお、学則第17条第2項を適用し、次の専攻においては、特定の課題についての研究成果の審査をもって、修士論文の審査に代えることができる。
- 環境デザイン研究専攻…修士設計、修士制作
- 人間教育学専攻…芸術作品とその作成経過報告、教職にかかわる実践報告
- 福祉社会研究専攻1年制コース…修士論文または課題研究
- 生活文化研究専攻の1年制コース
- 修士論文題目提出 1年次10月上旬(後期入学者は4月中旬)
※福祉社会研究専攻1年制コース 前期入学者は5月上旬、後期入学者は10月下旬
- 修士論文提出 2年次1月中旬(後期入学者は7月上旬)
※福祉社会研究専攻1年制コース 前期入学者は1月中旬、後期入学者は7月下旬
本大学院の博士後期課程は博士前期課程および修士課程の教育課程を基礎にして、さらに専攻分野について研究者として自立し、研究活動を行うのに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする。
博士後期課程の修了要件は以下のとおりとする。
本大学院に3年以上在学し、所定の授業科目を、文学研究科は20単位以上、生活機構研究科は16単位以上修得し、かつ必要な研究指導を受け、博士論文の審査及び最終試験に合格することとする。ただし、在学期間に関しては、優れた研究業績を上げた者は、博士後期課程に1年以上在学すれば足りるものとする。博士前期課程及び修士課程の標準修業年限を短縮して修了した者の在学期間は、大学院に3年(博士前期課程及び修士課程における在学期間を含む)以上在学すれば足りるものとする。標準修業年限を短縮して修了する場合は、指導教員と相談のうえ修了半年前に早期修了申請書を指導教員へ提出すること。
修了者には博士の学位が授与される。
- 生活機構学専攻博士論文中間発表会 2年次11月(後期入学者は5月)頃行う。
- 博士論文公開審査会 博士論文の審査会は3回以上行う。その内1回を公開審査会とする。
なお、標準修業年限以上在学し、所定の修了要件単位を修得した者が博士論文を提出しない場合は、満期退学願を提出しなければならない。