昭和女子大学 SHOWA WOMEN'S UNIVERSITY

お知らせ

お知らせ お知らせ
前のページに戻る
  1. トップ>
  2. お知らせ>
  3. トップページ>
  4. 「日米女性のリーダーシップ」を…

トップページ

「日米女性のリーダーシップ」をコロラド大生と議論

 グローバル化時代を生きる世代として、昭和女子大学とアメリカ・コロラド大学ボールダー校ビジネススクールとの学生による共同プログラムが5月19日、本学で開催されました。「日米における女性のリーダーシップ」をテーマに、日米の学生混成チームが両国の差異や共通点について学生ならではの視点で議論しあい、英語でプレゼンテーションを行いました。

6つのテーマで議論

 コロラド大学ボールダー校のビジネススクールは1906年に創設された伝統ある学科です。進展するグローバル化に対応するため、1年生を対象に「First-Year Global Experience」として世界11か国に300人を派遣するプログラムを実施しています。その中でも成績優秀な26人が来日し、本学ビジネスデザイン学科、英語コミュニケーション学科、国際学科所属の学生34人が参加して、日米混成6チームを結成しました。

 各チームが選んだのは、次の6テーマです。
①労働市場における女性の参画状況と職場における役割
②女性のエンパワメントをめぐる日米のコーズ・リレーテッド・マーケティング(CRM)比較
③高齢化と老後の社会保障の日米比較
④所得格差と女性労働
⑤起業の在り方
⑥日本と米国における女子大学の歴史と役割

 ビジネスデザイン学科今井ゼミが受け入れもととなって、学生たちは春からメールなどを通じて準備を進めてきました。14日に本学で初対面ミーティングが行われ、坂東眞理子理事長・総長が日米の女性をめぐる労働環境、子育てとの両立支援制度の違いなどを総括して講義を行い、プログラムがスタートしました。コロラド大の学生たちはその後、日本の主要企業などを訪問し、17日には本学の学生も企業訪問に加わりました。

基調講演に熱心な質問

 19日は、まず、南順子・内閣府男女共同参画局調査課長が基調講演し、日本における女性の就業状況、課題や施策について詳細に紹介しました。コロラド大の学生たちから熱心な質問が相次ぎ、なかには、管理職である南課長自身について「一番大変なことは何ですか?」という問いに、南課長が「今14歳と9歳の子供たちが小さいときが一番大変でした」と答える場面もありました。

 この日3時間でとりまとめた最終プレゼンテーションでは、各グループが日米比較データを用いつつ、両国の違いや共通点を整理、課題や解決策の提言など、それぞれに掘り下げた内容を発表しました。

女性のリーダーシップを育てる女子大の役割を確認

 プレゼンテーションの内容や発表方法について、指導教員に加え学生たち自身が互いに評価し、グループ6「日米の女子大学の歴史と役割」が最高点、次いで「所得格差と女性労働」、「日米CRM比較」と続きました。
 「日米女子大学」の発表では、日本では1998年98校から現在78校に減少、アメリカでは1960年代の230校から現在は44校に激減している現状を踏まえました。そのうえで、アメリカではヒラリー・クリントン元国務長官が卒業したウェルズリー大学をはじめとする伝統ある名門女子大が健在で、学生の卒業率で全米平均を大きく上回り、女性リーダーを輩出していることなどを確認しました。
 さらに、両国に共通して、女子大は女性のロールモデルを示しやすく、男子学生が得意な分野にも女子学生が積極的にかかわれること、女子学生がリーダーシップをとる経験を積めることなど、女性のリーダーシップを育成するうえで大きな役割があると結論づけました。コロラド大の男子学生も含めて、独自に集めたデータなどがわかりやすく、説得力のある発表と、評価を集めました。

文化・伝統の違いを超えた交流

 最後に、コロラド大学のケヴィン・マクマホン教授は、「異なる文化、伝統を互いに学ぶことを通じて、自分たち自身の理解も深まった。コロラド大の学生が一人も日本語で発表しなかったのに、母国語ではない言語で発表した昭和女子大生たちの努力を評価したい。プログラムを通じて生まれた交流をぜひ、これからも育てていってほしい」と活動を振り返りました。
 八代尚宏グローバルビジネス学部長は「日本のことをコロラド大生が、アメリカの状況を昭和女子大生が発表するチームもあり、両国をともに理解しあう姿勢がとてもよかった」と、参加した学生たちの取り組みを称えて締めくくりました。

LINEで送る