昭和学報

学生から見た“ハイブリッド”授業3つの課題

日高 彩貴
歴史文化学科2年の学報委員。「人に伝える」ことに魅力を感じて入会。好きなことは、夜景や風景、おいしいランチを写真におさめること。ブラックコーヒーが飲めるように特訓中。

 2020年度、昭和女子大学では、新型コロナウイルスの影響でオンライン授業が主流となった。後期には十分な感染防止策のもと、一部で対面授業が開講されている。学生の立場から、オンライン授業と対面授業が混在するハイブリッド型の授業を受けて感じた点をまとめてみた。
 

学生ホールで授業を受ける様子

 

ハイブリッド授業とは

 ハイブリッド授業には2つの意味がある。一つは、授業の履修生に「対面で受けている人」と、「オンラインで受けている人」が混在する授業のことで、ハイブリッドといえば、こちらが一般的かもしれない。
 二つ目に、学生の1日の時間割に「オンライン」と「対面」で開講される授業が混ざっている状態がある。具体的には、1日のなかにオンライン授業が3コマ、対面授業が1コマあるといったことが起こる。学生は、1コマの対面授業のためにキャンパスへ向かい、学内でオンライン授業を受けることになる。本学では、オンライン授業70%、対面授業30%の割合で授業が進んでる(2020年度後期)ため、多くの学生は現在この状態にある。
 私は、水曜日に前者のハイブリッド授業があり、金曜日に対面1コマ、オンライン2コマの後者のハイブリッド授業を受けている。
 今回は、後者の「1人の学生の時間割の中に『オンライン』で開講される授業と『対面』で開講される授業が混ざっている」ハイブリッド授業形態について取り上げたい。
 

ハイブリッド授業形態の3つの課題

(1) 学校以外での感染リスク

 本来、オンライン授業は新型コロナウイルス感染拡大防止策としておこなわれている。対面授業、その他オンライン授業を受ける学内の環境は、感染対策が行われており、安全に使用できる。
 が、問題は通学路にある。満員電車や消毒液のない駅など、大学まで公共交通機関を使用する際に感染リスクが伴う。現在の状況は、対面授業を受けるためにどれだけ学校が対策をしても、社会全体からみた対策は万全とはいいがたいだろう。
 

(2) 予想外の通学費

 学校に行くための通学費も悩ましい。少ない日数の対面授業のために定期券を購入すると逆に割高になりかねない。新型コロナウイルスの影響で、アルバイトでの収入が減っている学生も多いなか、学割が全く適用されない交通費の出費はかなり痛いのである。
 

(3) 生活リズムのズレ

 ハイブリッド授業の一番の難しさは、生活リズムを整える点にある。授業の開始時間にパソコンを立ち上げて受講するオンライン授業と、開始までにその場に物理的に向かわなければならない対面授業とでは、起床や食事の時間、運動量などが異なる。
 私はハイブリッド授業を受講して、オンライン授業受講の際に対面授業と同じような生活リズムを心がけることがとても大切だと感じた。今後、新型コロナウイルスが終息して対面授業中心の日常が戻ってきたとき、オンライン授業に慣れてしまった身体では体調を崩してしまいかねない。そのときを見越して朝は決めた時間に起き、3食しっかりと食べて授業に臨み、少しでも外に出て散歩をしてみるなどの規則正しい生活を心がけるだけで、対面授業再開時の気持ちや人より慣れる速さに圧倒的な差がつくだろう。

 2021年度からは不安なく対面授業に参加できる状況に戻ってほしい。その日に向けて、今から準備しておくことが大切だと感じている。
 


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