昭和学報

「逆境の中の希望を求めて」日米学生が意見交換

記者紹介

山田有瑠奈(やまだ・あるな)
 ビジネスデザイン学科3年。人に何かを発信することや人と話すことが好きで取材に活かしたく学報委員会に入った。高校は野球部のマネージャーをしていたため、おにぎり作りが大得意。

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 コロナウイルスにより一変した私たちの生活。世界では差別や階級格差などの深刻な課題がたくさん表面化しました。日本だけではなく全世界に広がる危機を私たちはどう受け止め、どう乗り越えていけばよいのか。日米で議論、意見交換しようと6月19日、昭和女子大学で「Palette」(パレット)を運営する有志学生とテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)「Uprizine」(アップライジン)の学生グループによる合同シンボジウム「Comfort in Crisis一逆境の中の希望を求めて一」がZoomで開催されました。

PaletteとUprizineで深まる連携

 Paletteは本学ビジネスデザイン学科今井ゼミで運営している英語サイトで、女子大学生の視点から日本の社会問題、日本における女性活躍・食の安全・少子高齢化などの問題を英文で発信しています。その有志学生たちが、同じく社会問題を論じるTUJの英語媒体「Uprizine」のメンバーとともに今回のシンポジウムを企画しました。昨秋、TUJが本学キャンパスに移転してきたことをきっかけに、日米学生の意見交換の場として合同シンポジウムを開き、今回で第二回目です。昨年度は対面で企画、開催しましたが、今回は企画もすべてオンラインでZoom meetingやLlNEを通して練り上げました。

コロナ禍をグローバルな視点で考える

 今回のシンポジウムでは次の4つのトピックを話し合いました。

1.コロナ禍で拡大しつつある格差をどうするか
2.自粛中だからこそ!ネットリテラシーの重要性
3.コロナ禍に対する各国政府の対応
4.コロナウイルスが引き起こした対アジア人差別の広がり

 日本で生活する私たちにはわからない、コロナウイルスに対する各国の対応や報道のあり方、自粛期間の過ごし方が取り上げられました。このシンポジウムを通じて日本の課題や海外との違い、国民性の違いなどが明らかになりました。

英語が苦手でも気楽に参加

 シンポジウムはPalette代表のビジネスデザイン学科3年小山田みやびさんが日本語で、Uprizine代表のAirin Riさんが英語で司会を務め、英語が不得意な学生も緊張せず気楽にフレンドリーに参加できる場を作り出してくれました。

 まず、はじめに行われたのはアイスブレイクです。

・自粛期間中何をしていましたか?
・オンライン授業は慣れましたか?
・自分自身のメンタルをどのように管理していますか?

 これらの問いを通じて、今の状況下で誰もが抱える不安やストレスを共有できます。人に伝え、共感しあうことでストレスを解消しつつ、お互いにリラックスしてその後の議論に参加できました。

 続いて、4つのトピックから自分が興味のある分野を1つ選び、ブレイクアウトルームに分かれて各グループで意見交換が行われました。
 資料を用いながら現状を理解し、今後を考えていく対アジア人差別を考えるグループや、メディアを利用する際にどんなことに気をつけるかを、各国メディアの特徴を踏まえながら考えていくインターネットリテラシーグループなど、各グループで活発な議論が行われていました。
 日本人にはないであろう意見や考え方を吸収できたことは、このシンポジウムに参加した本学学生の大きな収穫になったことでしょう。

シンポジウムの目的や成果を聞く

 Palette代表小山田さんに、合同シンポジウムを終えてインタビューしました。

Q: このシンポジウムを企画した理由は?

A: 今井ゼミ4年生の先輩方が昨年度、TUJのUprizineとシンポジウムを企画・運営していたので、私たちも継続して行いたいという話になりました。

Q: シンポジウムを実施してよかったことは?

A: オンライン授業期間の中で、人と議論する機会が少なくなってきています。このイベントを通して、参加者の方々が議論する楽しさを再認識していただけたのではないかと思います。

Q: 企画にあたって難しかったことは?

A: 1番難しかったところは、イベントの方向性決めです。今回のイベントのテーマは「コロナウイルス」と絡めたものとなっていました。マイナスなことのみを議論するのではなく、解決策を議論してもらうにはどのようにすれば良いか、今井ゼミ生とUprizineの皆さんとでたくさん話し合いました。

 今後もPaletteはサイトを通して読者に情報を発信していくのはもちろんのこと、今回のシンポジウムのように世界の課題、日本の課題について海外学生と共に語り合うイベントも継続して企画していくと言うことです。

 現在、アメリカから広まった人種差別撤廃運動”Black Lives Matter ”が世界で議論されています。今こういう状況だからこそ、私たち日本人も改めて政治や社会問題に目を向け、自分で正しいことを判断していく、考えていく力が必要です。対面で話せない中で、このシンポジウムは自分の考えをアウトプットでき、新たな考えをインプットできる貴重で重要な機会でした。今後もPaletteの活動に注目しています。

Palette https://www.palette-swu.org/
Uprizine https://ja.upri-zine.com/

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