期待する学生像
昭和女子大学の教育目標を理解し、会計・ファイナンスの知見から経済社会を科学的に分析し、自ら課題を発見し、その解決に取り組もうとする人、グローバルな視野と知識をキャリアプランに活かそうとする人を求めます。
3つのポイント
実践的で経営管理に役立つ資格を在学中に取得することで、金融(銀行・証券・保険・不動産)で活躍できる人材、企業の管理部門(経理部・財務部等)で中核を担える人材、公認会計士、税理士、ファイナンシャル・プランニング技能士等専門性の高い能力を活かせる人材を育成します。
資格を有していても幅広い教養や優れた人間性が同時に備わっていなければ、ビジネスの現場で信用を得ることはできません。朝日生命の寄附講座である「現代金融ビジネス入門」「金融ビジネスのニュートレンド」では、銀行・証券・保険・資産運用会社等の社会で活躍しているプロフェッショナルを招いてその心構えや成功の秘訣を学びます。
ビジネスは個人で完結するものではありません。自分が属する組織や集団を活性化するような人材が必要です。本学科では資格取得をめざしながらも、一方で、企業との連携を通じたプロジェクト活動や現代ビジネス研究所の社会人メンターとの交流により組織内で様々なビジネスを創造でき、良好な人間関係を構築できるような人材の育成にも注力します。
取得をめざす資格
上記の資格以外にも、公認会計士、税理士、証券アナリスト等の資格取得を支援するカリキュラムを豊富に組み込んでいます。
- 日商簿記検定
- 全経簿記検定
- 国際会計検定(BATIC®)
- ファイナンシャル・プランニング技能士
- 国税専門官 など
トピックス
日本の大学では本学が4校目の導入、女子大では“初”の導入となる、株式会社シンプレクス・インスティテュートが開発した「VTSS(Virtual Trading Simulation System)」による授業を元ファンドマネージャーの山田隆教授が行います。株価は様々な情報を反映して価格形成されます。そのためには、一つひとつの情報をどのように解読するかが重要です。的確に経済情報を解読できれば将来を予測する能力が養われてきます。不確実な将来を完璧に予測することは困難ですが、株式投資においてはそのような先行きを連想する力が重要です。自分が描いたシナリオが現実の経済社会で実現していく過程で、同時に自身の資産形成がなされていくことは株式投資の醍醐味でもあります。臨場感あふれる株式売買を、授業を通じて体験する過程で、自然とそのような能力が鍛えられます。
カリキュラム
1~2年次に簿記(日商簿記2級・3級)やファイナンシャル・プランニング技能士等をはじめとする試験の合格をめざします。もちろん、3年次以降にさらなる上級資格に挑戦することも応援します。大学にきちんと通うことで、ダブルスクールをしなくても資格取得が可能です。
金融機関などでの実務経験が豊富で、公認会計士、税理士、証券アナリスト、ファイナンシャル・プランナー、学位(博士、MBA)を持っている教員が複数在籍していることから、会計・ファイナンスの基礎から実践まで幅広い授業を展開します。
グローバルビジネス学部では、これまでも学生主体のプロジェクト活動に数多く取り組んできました。会計ファイナンス学科でも、ビジネスを体験的に学び、社会で求められる力が身につくプロジェクト活動を企画中です。企業や地域と連携して、学生のみなさんが主人公となって企業や地域に提案を行ったり、実際にビジネスを体験します。